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「お母さんと一緒に住もう」と決めたのは、母の老いを感じるようになったから。リウマチの影響で背中が曲がり、身長が15センチほど縮み、痩せ細っていく母の姿。
母はこれまで、祖母2人と私の父を介護し、看取ってきた人。そんな母が今度は自分が歳をとって、誰もそばにいない——それでいいのかな、と思うようになっていました。
普段「自分が歳をとった」という実感はもちろんある。でも、母を見ていると、ものすごくリアルに自分ごとに感じる。
少し前までは、ちゃきちゃき仕事をして、身長は160センチあり、おしゃれが好きだった母。バイクで颯爽と出かけていたのに、今は私より小さく、手押し車でふうふう言いながら歩いている。
いつの間にこんなに歳をとったんだろう。
そんなとき、ふと自分の顔を鏡で見たり、体型を改めて眺めたりすると、自分も変わっていることに痛いほど気づく。
そんな変化を悲しいくらい感じていた時に、ちょうどマンションの更新時期も重なって、不安もあったけど思い切って実家に引っ越すことにしました。
でも、いざ住もうという視点で実家を改めて見た時——狭い、古い、使いづらいなあ。と気がつく。
それまで住んでいたマンションは広くてきれいで、自分なりに居心地よく整えていた場所。そこと比べると・・・
そこで自分が心地よく暮らすために、部屋を変えようと決意しました。
業者さんに頼めばかなりの費用がかかる。古い家にそこまでお金をかけたくない。だったら、ちょっと楽しそうだし、自分でやろう!
そんな軽い気持ちではじめた実家のDIY。
第1章:まず捨てるところから!荷物との格闘
DIYを始める前に、まず立ちはだかったのが「捨てる」という作業でした。
しかも処分しなければならないのは、実家の荷物だけではありません。ちょっと考えれば
当たり前ですが、自分が住んでいたマンションの荷物も処分する必要があったんです。
2世帯が1世帯になるということは、家具も家電も2倍ある状態。冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ……どれか1台は処分しなければなりません。
実家には父が存命だった頃のタンス、食器棚、布団、衣類。大きめの家具や家電がずらりと残っていました。一方、自分のマンションにはお気に入りの立派なダイニングテーブル、お気に入りのベッドが。実家には大きすぎて入らない。泣く泣く処分しました。
食器、服、細々としたもの……。「メルカリで売れるかも」とも思ったけど、片付けをしながら商品管理なんて無理! こちらも泣く泣く断念しました。
よく「断捨離」という言葉を聞きますが、普段からやっておくことの大切さは、こういう時に実感します。
1年使っていなければ、もう使わない。
体型が変化して着れなくなった服。お気に入りだったし「いつか着れる時が来るかも!」と、捨てられずにいたけど。
残念ですが、私にはその時が来ることはありませんでした。(今のところ)
いつかまた——なんて淡い期待は捨て、売れる時にメルカリでサクッと売ってしまった方が、世のため自分のため……。
引っ越しや同居をきっかけに、改めて「ものを持ちすぎない暮らし」の大切さを感じました。
ゴミの日に出せるものは出して、大きいものは業者に依頼。実家と引っ越し前のマンション、2か所分の処分作業が同時進行していました。
ここで助かったのが横浜市の粗大ごみ制度。
横浜市には、70歳以上のひとり暮らし高齢者を対象に、年間4個まで粗大ごみの処理手数料が免除される制度があります。また、自分で持ち出すことが難しい方には、屋内から収集してくれるサービスも。母はこの制度をフル活用しました。
※お住まいの地域によって異なりますので、各自治体にご確認ください。 👉 横浜市粗大ごみ持ち出し収集について
片付けだけでもかなりの費用と時間がかかりました。休みのたびに実家に来ては作業の繰り返し。「お金かかるな〜」と思いながらも、これが終わらないと次のステップに進めない。
黙々と片付けを続けました。

第2章:天井DIY——上を向いて作業することがこんなにつらいとは
片付けをしながら、並行してDIYもスタートしました。
まず手をつけたのは天井でした。理由はシンプル。上から下へ。天井を先にやらないと、せっかくきれいにした壁や床にまた汚れが落ちてくるから。天井全体の埃を取り、拭き掃除。
……これが想像以上につらかった。
ずっと上を向いて作業するから、首は痛い。腕は上げっぱなしで痛い。埃は顔に落ちてくる。暑くて汗が目に入ってしみる。
そして上を向いていると、口が開きがちになるんですね。
埃、汗……いろんなものが口に入ってくる。
掃除を始めて3分で、やり始めたことを後悔しました。
でも、ここでやめるわけにもいかず、進むしかない。心の中でブツブツいいながら作業を続けていきました。
天井DIYの必須アイテム:マスク&ゴーグル。どちらもダイソーで手に入ります!これだけは絶対に用意してから始めてください。
掃除が終わったら下地(シーラー)を塗ります。練乳のような、少し黄みがかった白。これを塗ることでペンキがしっかり定着するんです。
そしていよいよペンキ塗り!選んだのはアサヒペンのミルキーホワイト。
ローラー専用の長い棒というものがあって、脚立なしで天井が塗れる優れものなんです。「これがあれば楽勝!」と思って使ってみたら——全然力が入らない、ムラになる。
結局、脚立に登ってローラーで広い部分を塗り、端の細かいところは刷毛で仕上げるというやり方に落ち着きました。
天井DIYは体力はもちろん、メンタル面でも勝負です。こまめに休憩を取りながら進めましょう!
⬇️ 私が実際に使ったのはこちら!

第3章:壁DIY——砂壁との格闘と試行錯誤
天井が終わったら、次は壁です。
壁には昭和の家によくある砂壁が残っていました。キラキラした粒子が混じった、触るとポロポロ剥がれてくるあの壁です。
最初の失敗:砂壁の上から直接ペンキを塗った
実は最初、砂壁が剥がせるということを知らなくて、そのまま上からペンキを塗ってしまいました。笑
仕上がりを見てみると……凸凹したテクスチャーが残っている。でもこれはこれでアリかも? むしろ塗りっぱなしの無機質な壁より、味があっていい感じに。
「失敗」が「個性」になった瞬間でした。(^^)/
途中で気づいた:砂壁は剥がせる!
作業を続けるうちに、砂壁が剥がせることに気づきました。
剥がしてみると——コンクリートの打ちっぱなしのようなグレーの地肌が出てきました。
「この上にベニヤを貼ってペンキを塗ればきれいになる!」と思って試してみたんですが……
広い面の壁は、強力な両面テープで貼っても、少し経つと剥がれてくる。何度貼り直してもダメ。
剥がれてきちゃう。
結局、砂壁を剥がした上に直接ペンキを塗ることにしました。下地(シーラー)を塗ってからアサヒペンのミルキーホワイトで仕上げると、スッキリとした仕上がりに。
ちなみに、広くない部分の壁はベニヤは今も剥がれずに残っています。
よって、ベニアを貼ってある壁と、ペンキを塗った壁と混在することになりましたが、これも味ということで……。
下地を塗ってからペンキが塗れる状態になるまで、早い日で30分、遅くとも1時間ほど。その日の湿度や室温によって変わるようでした。
アクセントカラーでおしゃれに仕上げる
白一色だと少し寂しい気がして、壁の下部にネイビーのアクセントカラーを入れることにしました。
ポイントはマスキングテープ。色の境目にしっかり貼ることで、きれいなラインが出ます。
仕上がりを見たとき——「やってよかった!」と心から思いました。
白とネイビーのコントラストが、古い実家をまるでカフェのような空間に変えてくれたんです。
慣れてくると作業もどんどん効率よくなってきて——友人に写真を見せたら「ほぼ職人じゃん!」と言われました。笑

まとめ:疲れたけど、やってよかった!
約2ヶ月。休みのたびに実家に来ては作業の繰り返し。正直、全く休んだ気がしませんでした。笑
疲れるし、時間はかかるし、お金もかかる。何度も「なんでこんなことやってるんだろう」と思いました。
でも、少しずつきれいになっていく部屋を見るたびに、「頑張ってよかった!」と思えた。
古くても、狭くても、今はここが「お気に入りの空間」になっています。そして愛猫のウメちゃんも、気持ちよさそうにくつろいでくれています🐱
費用について正直に言うと——
業者に頼めば、もっと早くきれいに仕上がったと思います。でも費用がね……。
自分でDIYしてもお金はもちろんかかります。でも業者に頼むことを考えれば、約1/3程度に抑えられたと感じています。作業内容によって変わりますが、コスト面では大きなメリットがありました。
「DIYなんて私にはムリ」と思っている方でも大丈夫です。私にもなんとかできたので。
まず一部屋だけでも試してみてください。きっと「やってよかった!」と思える瞬間が来るはずです😊
次回は床と玄関、お母さんの部屋編をお届けします!


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