家賃を抑えるなら訳あり地域もアリ?実際に住んでわかったこと

賃貸マンションの外観イメージ 離婚と住まい

「寿町」——この地名を聞いて、どんなイメージを持ちますか?

もう若い方は知らないかもしれないですが、東京の「山谷」、大阪の「西成」と並んで日本三大ドヤ街と呼ばれるエリア。住所に「寿町」と入るだけで、家賃がぐっと下がるような場所です。

実は私、その「寿町」と住所に入ってしまうマンションに住んでいたことがあります。

これは、そんな私のリアルな体験談です。もしあなたが「訳あり地域」に住もうかどうか迷っているなら、参考になるかもしれません。

寿町ってどんな場所?

横浜中華街の街並み

寿町は、横浜市中区に位置するエリアです。今でも日雇い労働者向けの簡易宿泊所(ドヤ)が立ち並び、東京の「山谷」、大阪の「西成」と並んで日本三大ドヤ街と呼ばれています。

行政の手が入り、福祉施設や支援センターも整備されて、今では「普通の町」になりつつあります。ドヤも、海外の旅行者を迎えたりしているようで、格安な宿泊施設としての新たな顔に変わりつつもあります。

また、寿町周辺は、横浜スタジアム、横浜中華街、山下公園、横浜元町商店街など、有名観光スポットが近隣にある、便利な立地です。

ただ、いわゆるTHE寿町のど真ん中エリア周辺は、昼間からお酒の缶片手に歩いている人や、そのお酒を持って肩を組んで歩いているグループに出会うことも。「朝からご機嫌だな〜」「平和だな〜」なんて思ったこともあるような独特の雰囲気はあります。

ちょっと特殊地域なので、パトカーが頻繁に巡回していますから、そういう意味では治安維持はしっかりされているエリアとも言えるのかもしれません(^^)

なぜ寿町に住むことになったか

1度目の離婚後は半年ほど実家に戻り、その後賃貸を探し始め、とある大手の不動産会社をたずねました。担当してくれたのが親身な方で、まだ募集前の未公開物件を教えてくれたんです。それが住所に「寿町」が入っていた今回の物件でした。
「寿町といっても外れの方なので、普通の街なんですけど〜。気にならないのであればかえって便利で家賃も安いからお得ですよ!」と。

物件の詳しい条件や経緯については、こちらの記事をご覧ください。 (→3記事目のリンク

地元が近かったこともあり、内見して「この辺なら大丈夫」と判断。即決めました。笑

実際に住んでみてどうだったか

快適な賃貸物件の部屋

結論から言うと——めちゃくちゃ良かったです!

近所のコンビニでは、ホームレスかどうかわからないお客さんにチラホラ遭遇しました。独りごとなのか、何かを喋りながら、独りの世界観を繰り広げている様子はよくみましたが、絡まれたりすることはなく、怖い思いをしたこともありませんでした。ただ、変なスイッチを入れないように「目を合わさないようにしよう」とは気をつけていました(^^)

「寿町」と住所に入ってはいるものの、近所にはマンションも多く、会社や教会もあって。「訳あり地域」というより、普通の町の外れという感じでした。

そして意外に安心だったのが、マンション自体のセキュリティ。オートロックはもちろん、駐輪場・駐車場も鍵がないと入れない、ゴミ庫も鍵付き。オーナーさんがしっかりした方で、入居審査もきちんと行っていたおかげで、住民トラブルもゼロでした。

ちなみに余談ですが……他の地域で私が住んだマンションはオートロックではありませんでした。
訳あり地域の方がセキュリティしっかりしてたっていう。笑

そして——
2度目の結婚をした時、新居もそのマンション。1Kから同じマンションの2LDKに移ったんです。そのマンションに住んでいる時にお付き合いが始まって、彼が転がり込んできたという経緯でしたので。

ということは、彼も危ないという判断ではなかったってことですね。

退去して、次の場所へ

そして、2度目の離婚……

そういえば、そのマンションで結婚して、そのマンションで離婚したんですよね。今改めて気づきました。笑
まあ、当時はそれだけ必死だったってことで。

気に入っていた寿町のマンションをいよいよ退去することになりました。さすがに、入居時は10畳の1K、晴れて結婚して2LDKのお部屋に移って……離婚したからまた10畳の部屋に戻りたいとは言えなかったから。笑

というわけで、泣く泣く(違う意味でも)横浜市中区の別のマンションへ引っ越しました。これがカビだらけになったマンションです。(詳しくはこちら→1記事目のリンク

カビマンションを退去する時、当時私は会社の代表を務めていたこともあり、仕事部屋が欲しくて2部屋以上の物件を探していました。
でも、横浜市内は、もう一部屋増えると家賃がかなり高いんですよね。家賃で悩んでいると、不動産屋さんが「大和市はどうですか?結構便利で住みやすいですけど、家賃は横浜に比べて安いですよ」と提案してくれました。

その時こんなやり取りがありました。

私「でも大和市って治安が悪いんでしたよね?」

不動産屋さん「え!? でも今、横浜の中区に住んでいらっしゃるんですよね?」

……たしかに。笑

不動産屋さんが言いたかったのはきっと「今まで最高潮に治安が悪いと言われているところに住んでたんじゃないの?それに比べれば大和市なんて……」ってことだったと思います。(^^)

住めば都、とはよく言ったものです。

そして、おすすめの大和市に引っ越すことになりました。

まとめ

離婚後は、仕事のこと、お金のこと、そして住まいのこと——不安が重なりますよね。

家賃は毎月かかる固定費だから、払い続けられるかどうかの不安。女性ひとりになる人は特にセキュリティの不安も出てきます。

だから家を借りる時は「何を妥協するか」になると思うんです。広さなのか、日当たりなのか、家賃なのか、セキュリティなのか、立地なのか——全部を叶えるのは難しい。

そんな中での妥協の選択肢のひとつとして、私のように「訳あり地域」を選ぶこともあるかもしれません。

ただ、私の場合はその地域のことを「知っていた」から選択できたという側面もあります。知らない場所に飛び込むのは不安だと思うし、セキュリティ重視の人にとってはあり得ない選択でしょう。
でも、もし「訳あり地域」を検討するなら、実際に足を運んで自分の目で確かめることが大切だと思っています。できれば、日中と夕方以降と時間帯を変えて、担当者の方と行ってみることが良いと思います。

「訳あり地域」をおすすめするわけではありません。でも、自分が気にならないのであれば——住めば都になる可能性は十分あるという体験談でした。

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