実家の登記を確認する方法|費用・手順をわかりやすく解説

実家の登記簿を確認・調査するイメージ 相続・実家

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。

「うちの実家、登記ってどうなってるんだろう?」

相続や空き家の問題を考え始めたとき、状況がよくわからないのであれば、登記から調べてみるのがいいですよ。

でも、次に出てくるのは「どうやって登記を調べるの?」ではないでしょうか?

一見難しそうに思えますが、実は、登記簿の取得は思ったよりずっと簡単です。費用も330円程度から。自宅からオンラインで確認することもできます。

この記事では、実家の登記を確認する具体的な方法をステップごとにわかりやすくお伝えします。「まず現状を把握する」——その小さな一歩を一緒に踏み出しましょう。


第1章:登記簿を見ると何がわかるの?

登記簿とは、土地や建物の情報を法務局が公式に記録したものです。誰でも取得することができます。

登記簿を見ると、主に以下のことがわかります。

不動産の地番・土地の登記を確認するイメージ

土地について

  • 所有者の名前・住所
  • 土地の広さ(地積)
  • 土地の種類(宅地・田・畑など)
  • 抵当権(銀行などへの担保設定)の有無

建物について

  • 所有者の名前・住所
  • 建物の構造(木造・鉄骨など)
  • 床面積
  • 建築年

なお、借地の場合は土地と建物の名義人が異なります。土地の登記簿には地主の名前が、建物の登記簿には借地人(建物の所有者)の名前が載っています。これは正常な状態ですので、混乱しないようにしましょう。

特に確認しておきたいのは所有者の名前です。祖父母や亡くなった方の名義のままになっていないか、まずここをチェックしてみましょう。

また、抵当権が残っている場合は、ローンが完済されていない可能性があります。売却や相続の際に影響が出ることがあるので要確認です。

なお、未登記の建物の場合は登記簿自体が存在しないため、登記簿での確認ができません。その場合は、毎年届く固定資産税の納税通知書で名義人を確認してみましょう。亡くなった方の名義のまま通知書が届いていて、実際には家族が払い続けている——そんなケースも実は珍しくありません。通知書が手元にない場合は、市区町村の役所で固定資産税台帳を確認することもできます。

実は未登記の建物は全国に1,000万戸以上あると言われており、決して珍しくありません。ただし未登記のままでは売却も相続手続きもスムーズに進められません。未登記の問題や相続登記の義務化については、こちらの記事もあわせてご覧ください。

👉 この家、どうする?実家の相続・登記を放置するリスク


第2章:登記簿の取得方法は4つある

登記簿の取得方法は大きく4つあります。状況に合わせて選んでみてください。

法務局の窓口や郵送で登記簿を申請するイメージ

①法務局の窓口で取得する

  • 費用:600円(現金)
  • 期間:即日(10〜15分程度)
  • 特徴:クレジットカード不要。わからないことは職員に聞ける。ただし平日8:30〜17:15のみ。

②郵送で取得する

  • 費用:600円分の収入印紙+返信用切手代
  • 期間:1週間程度
  • 特徴:自宅から手続きできる。クレジットカード不要。収入印紙はコンビニや郵便局で購入できる。平日に動けない方におすすめ。

手順

  1. 法務局のサイトから交付申請書をダウンロードして記入
  2. 収入印紙(600円分)を申請書に貼付
  3. 返信用封筒(住所・氏名記入・切手貼付)を用意
  4. 申請書と返信用封筒を管轄法務局に郵送

③オンラインで取得する(窓口受取)

  • 費用:480円
  • 期間:翌日〜
  • 特徴:4つの中で一番安い。平日夜21時まで申請できる。クレジットカードまたはインターネットバンキング必要。

④オンラインで取得する(郵送受取)

  • 費用:500円
  • 期間:数日
  • 特徴:自宅に届く。クレジットカードまたはインターネットバンキング必要。

第3章:オンラインで「内容確認だけ」したい場合

正式な証明書は不要で「まず内容を確認したいだけ」という場合は、登記情報提供サービスが便利です。

登記情報提供サービス|法務局が保有する登記簿・公図等の情報をご提供
法務局が発行する登記事項証明書と同一内容の登記情報(登記官による証明文はなし)をインターネットで閲覧できる有料サービスです。
  • 費用:330円〜
  • 特徴:PDFで即時確認できる。スマホでも利用可(2024年3月〜)。クレジットカードまたはデビットカード必要。
  • 注意:法的な証明書としては使えない。内容確認専用。

「確認だけ」ならこちら、「手続きに使う」なら第2章で取得した登記事項証明書を使いましょう。


オンラインで登記情報を確認するイメージ

第4章:登記簿を確認したら、次は何をする?

登記簿を取得して確認できたら、次のステップに進みましょう。

まず確認したいこと

所有者の名義は誰になっているか 祖父母や亡くなった方の名義のままになっていませんか?名義が古いままの場合は相続登記が必要です。

抵当権は残っていないか ローンが完済されているのに抵当権が残っている場合は、抹消手続きが必要なことがあります。

未登記になっていないか 建物が登記されていない場合は、まず建物表題登記から始める必要があります。土地家屋調査士に依頼して建物の図面を作成し法務局に申請します。その後、所有権保存登記、相続登記へと進んでいきます。手続きが複雑になるため、早めに専門家に相談することをおすすめします。

詳しくはこちらの記事もご覧ください。 👉 この家、どうする?実家の相続・登記を放置するリスク

確認したことを記録しておく

登記簿の内容をそのままにせず、メモや写真に残しておきましょう。家族で共有しておくと後々の話し合いがスムーズになります。

わからないことは専門家に相談する

登記簿の内容を確認したら、一人で抱え込まないことが大切です。

  • 登記や名義変更の手続き→司法書士
  • 相続全般・不動産の売却や活用→不動産の専門家
  • 相続税の計算→税理士
  • 相続人との話し合いがまとまらない、トラブルになりそう→弁護士

「うちの場合はどうすればいいか」を聞くだけでも、ぐっと前に進めます。まずは相談してみましょう。

不動産・相続の専門家に相談するイメージ

まとめ:まず「現状を知る」ことから始めよう

「実家の登記がどうなってるかわからない」——そんな方も、まずは登記簿を取得してみることから始めてみてください。

費用は330円〜600円程度。郵送でも、オンラインでも、法務局の窓口でも取得できます。

登記簿を見ることで——

  • 誰の名義になっているか
  • 抵当権が残っていないか
  • そもそも登記されているか

が確認できます。

「うちは複雑だから……」と思っていても、まず現状を把握することが最初の一歩。状況がわかれば、次に何をすべきかが見えてきます。

一人で抱え込まず、必要に応じて専門家を頼ってみてください。


本記事の内容は、私がSNSマーケティング部長をつとめる会社の社長——不動産・相続・終活に30年以上携わってきたプロのアドバイスを参考にしています。

登記の確認と合わせて、不動産相続の事前準備についても知っておくと安心です。親が元気なうちに確認しておきたいことを、ぜひあわせてご覧ください。

👉 なるほど不動産チャンネル 【不動産相続】知っておいて損はなし!不動産の相続で事前に備えておくべきポイント

コメント

タイトルとURLをコピーしました