おひとりさまの老後の住まい、早めに考えるべき理由

老後を自分らしく過ごす女性のイメージ 相続・実家

「おひとりさまの老後」——考えたことありますか?

常に考えているというより、ふとした瞬間に不安になるということかもしれませんし、もしくは、怖いから考えないという人もいるかもしれません。

今は元気でも、いつかは誰もが直面するテーマ。私も不安を感じている一人です。
実家の問題、年金だけで暮らしていけるのかというお金の不安、歳を取ったら孤独になるのかなどの繋がりの不安……考え出すとキリがないくらい不安が出てきます。

だからこそ「早めに考えておくこと」が大切。
私がSNS部長を務める会社の社長は、終活カウンセラーの有資格者でもあり、啓蒙活動をしています。今回は社長に聞いた、おひとりさまの老後の住まいについて一緒に考えてみたいと思います。

いつかはおひとりさま、という意識を持つ

今は家族と暮らしていても、いつかは一人になる可能性があります。パートナーと死別することもあれば、離婚することもある。子どもがいても、いつかは独立していく。

そして、自分が年を取ったからといって、子どもに面倒を見てもらおうと思っている人は少ないと思います。ということは、年をとっても自立が大切ということ。

特に女性は平均寿命が長いぶん、人生の後半をひとりで過ごす期間が長くなりがちです。でも、目の前の生活に追われていると、5年後・10年後のことを考える余裕はなかなかありません。「まだ先の話」と思っているうちに、気づいたら動けない状況になっていた——そんなケースも少なくないそうです。

また、「万が一」の状況は突然やってくることもあります。そうなってから、じっくり考えて行動を起こすのは難しいもの。

愛する人たちを思えばこそ、元気なうちに整えておくことが大切。自分のためでもあり、残された人のためでもあります。

住み続けるか、住み替えるか

バリアフリー対応の住まいのイメージ

老後の住まいについては、大きく2つの選択肢があります。「今の家に住み続けるか」「住み替えるか」です。

今の家に住み続ける場合

住み慣れた家に住み続けることは、精神的な安心感があります。ただ、年齢を重ねるにつれて、今の家が「住みにくい」と感じる場面が出てくることも。

そこで大切なのがバリアフリー化。段差をなくしたり、手すりをつけるリフォームが必要になってきます。

ポイントは「元気なうちにやっておくこと」。高齢になってからの工事は、騒音や片付けが大きなストレスになることもあるそうです。

住み替える場合

住み替えを検討する場合、社長がおすすめするのは「立地重視」。車がなくても生活できるよう、スーパーや病院が近い駅近物件がベストだそうです。

また、独り身で不安な場合は、話し相手がいて見守りもある高齢者向け住宅も選択肢のひとつ。「施設=諦め」ではなく、安心して暮らすための選択として前向きに考えてみることも大切かもしれません。

知っておきたい「賃貸」と「持ち家」の現実

老後の住まいを考える上で、知っておきたいリアルな話があります。

実際に私の身近でこんなことがありました。

80代と70代の叔母夫婦のケースです。15年前、息子名義のマンションを二世帯住宅として購入。ところが折り合いが合わず、息子夫婦が出て行ってしまいました。その後、叔母夫婦がローンを払いながら住み続けていましたが、仕事を続けることが難しくなり、家を出ることに。

息子夫婦に家を明け渡し、自分たちは県営住宅へ。高齢者優遇制度がある自治体だったこともあり、応募した結果、当選して引っ越せたそうですが、これは運が良かったケース。

このように自治体によっては高齢者向けの公営住宅に優遇制度があることもありますが、民間の賃貸となると話は別。現金があっても、高齢というだけで審査が通りにくくなるのが現実です。(詳しくはこちら→2本目の記事

また、公営住宅は立地の面でも注意が必要です。バスを利用しないとアクセスできない場所にあることも多く、病院通いや買い物など、日常生活で不便を感じるケースも少なくありません。高齢になるほど車の運転も難しくなってくる。だからこそ「立地重視」で住まいを選ぶことが、老後の生活の質を大きく左右するんですね。

だからこそ、若いうちに家を持っておくことが老後の大きな安心につながります。

持ち家の場合の注意点

持ち家があれば安心……とも言い切れません。マンションの場合、管理費や修繕積立金は一生かかります。年金とのバランスを考えておく必要があります。

田舎の実家など、使わない持ち家の場合は売却して老後資金や施設入居費に充てるケースも多いそうです。「田舎の家なんて売れない」と思っている人も多いですが、適切な価格設定であれば売却できることが多いとのこと。

今すぐできる準備

終活ノートを書くイメージ

まず取り組みやすいのが「エンディングノート」の活用です。お金のこと、緊急連絡先、家を誰に相続させるかなど、自分の意思を整理しておくことができます。

実は私も終活ノートをもらったことがあるのですが……もらっただけで書いていませんでした。笑
笑い事じゃないですね。

終活ノートの中身を見てみると、こんな項目が並んでいます。

・自分自身のこと
・人生の棚卸し(自分、家族)
・私の人生 登場人物相関図
・ありがとうを伝えたい人リスト
・財産について
・葬儀とお墓

「ありがとうを伝えたい人リスト」なんて、書くだけで自分の人生を振り返るきっかけになりそうですよね。

こうやって終活ノートを眺めているだけで、自分や自分の人生と向き合うことが多少はできる気がしました。全部一気に書こうとしなくていい。まず手に取って、パラパラとめくってみるだけでもいいと思います。

そして大切なのが周囲への相談。一人で悩まず、家族や信頼できる人に早めに話しておくことが、いざという時の備えになります。

まとめ

老後に不安がない人なんていないと思います。隣にいるあの人も、心の中では同じように不安を感じているかもしれない。でも、なかなか誰かと話すテーマでもないですよね。

社長は仕事柄、さまざまな人の人生の節目を見てきたそうです。そこで間違いなく言えることがひとつ——「後回しにしていいことは何もない」。

不安だからこそ、考えたくないからこそ、少しだけ勇気を出して向き合ってみてください。終活ノートを手に取るだけでも、信頼できる人に話してみるだけでも、それが第一歩になります。

おひとりさまの老後は、準備した分だけ安心に変わっていきますよ😊

より詳しく知りたい方は、こちらのYouTube動画もぜひご覧ください。

▶︎【おひとりさまの老後の住まい】なるほど不動産チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=fX54p1v9a7M&t=1s

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